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認知症と更年期障害の関係

40代から50代といった成熟期に入ると、男女共に「更年期障害」が気に掛かってきます。最近では男性特有の更年期障害もあり、それが「認知症と関係がある」という研究結果が出ています。一体どのような関係があるのでしょうか。

50代も認知症になる?

更年期障害は訳もなくイライラしたり、倦怠感に襲われる、「忘れっぽくなる」といった症状を引き起こす厄介な病気です。知名度は低いものの、男性にも「男性更年期障害」というものがあり、女性の症状に「性欲減退」が加えられます。更年期障害が原因で、男性機能そのものが低下しているのです。

更年期障害を自覚するきっかけは様々ですが、最も実感しやすいのが「物忘れ」であり、物の収納場所や友達との待ち合わせ時間など、些細なことを思い出すことができなくなります。テレビ番組などで見たことがあるかもしれませんが、症状がひどいと「子供の名すら思い出せない」こともあります。

ただ、ここで気になってくるのが、重度のド忘れは「認知症では?」という点です。確かに認知症レベルになると、子供の名を思い出すことができず、場合によっては自分が誰なのかさえわからなくなるでしょう。

「認知症なんて相当な年寄りだけがなるものでしょ?」と思われたかもしれませんが、50代が発症のピークとなる「若年性認知症」という恐ろしい病もあります。その忘れっぽさが、「更年期障害が原因」なのか、「認知症が原因」なのかが、医師でも判断が難しいのです。

ホルモンバランスの乱れによって発症する

まず知っておくべきことは、「更年期障害と認知症はまったくの別物」ということです。忘れっぽくなる症状があるとはいえ、日常生活を問題なく送ることができるなら、若年性認知症の可能性はかなり低くなるでしょう。逆に、日常生活に支障をきたすレベルなら、早急に病院に足を運ばなければなりません。

また、更年期障害の症状が悪化しても、それが引き金となって、突然認知症を発症することはありません。ただ覚えておいて欲しいのが、どちらも「ホルモンバランスの乱れ」によって発症するということです。女性なら「エストロゲン(女性ホルモン)」、男性なら「テストステロン(男性ホルモン)」が減少すると、発症するリスクが高まります。

そういった点では、更年期障害と認知症は関係がないとは一概には言えないのです。どちらもホルモンの減少が原因ですから、常に「体内に留めておく」ように心がけておく必要があります。女性は睡眠や食生活を改善し、女性ホルモンが増えやすい環境を作りましょう。

男性の場合、男性ホルモンは身体を動かしたり、性的刺激を受けることで多く分泌されるようになります。男性は更年期障害の自覚が遅れやすいので、物忘れが激しくなってきたら、まずは更年期障害を疑ってみましょう。若年性認知症を発症する確率は低いとはいえ、ゼロはでありません。気になったことは専門医に相談するようにしてください。