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男性更年期障害って何?更年期障害豆知識

女性には閉経という明確な区切りがあるため、更年期についても古くから認知されていました。しかし、男性にも更年期があると認知されるようになったのは今から75年前の1939年、アメリカのウェルナー博士の報告が最初となっています。

長い間、男性には女性のような生理変化はないものと考えられていて、医学的な分野で男性の特別な生理現象に目を向けることはありませんでした。

男性も40代頃から気分が落ち込み、やる気が起きない、疲れが残るようになる、性欲が低下するといった症状を訴える人が多くなりますが、このような症状は単なる老化現象だとされて、その症状を積極的に解消しようという治療は行われていませんでした。

また、中年以降に怒りっぽくなる、人を寄せ付けなくなるなど、人格が変わったかのような態度をとるようになる人も多いのですが、多くの場合、この年代では部下を持つなど社会的にも高い地位にあるため、外的な要因から来るものだと考えられていたのです。

更年期障害の症例

更年期障害は、身体面、精神面のどこに不調が出るかは人によりさまざまで、その症例の多さも受診につながらない原因の一つとして考えられています。 身体面では、暑くもないのに急激に汗が出る、緊張しているわけでもないのにのぼせる、と言ったものや、めまいや頭痛、耳鳴り、関節痛、全身の疲労感などの症状を訴える人も多いようです。

精神面ではイライラや怒りっぽさ、無気力などが代表的な症状となっています。 街中で大きな声で怒鳴り散らしている男性を見かけることがありますが、あれも更年期障害の症状の一つとも考えられています。

老化とは違う特有の症状

男性は、年齢と共に男性ホルモンが時間をかけて徐々に減少するのですが、40代では減少スピードがやや加速します。代謝も衰えるため、おなかがぽっこり出るといった、いわゆる中年太りを体験する人も多くなります。

さらに、大きなストレスが追い打ちをかけ、一気に男性ホルモンが減少すると、身体のホルモンバランスが急激に乱れ、更年期障害を引き起こすものと考えられています。 更年期障害は単なる老化現象ではなく、治療することで症状を緩和できる病気の一種なのです。

「この程度の事で病院に行くなど軟弱だ、我慢が足りない」などと、自分に厳しくしても、決して良い結果にはつながりません。男性の更年期障害は、非常に高い確率でうつ病へと進行します。うつ病の症状の一つとして自殺に意識が向かうといったものがあります。 40代の死亡原因として常に上位に「自殺」が上げられますが、これは放置されたうつ病による影響も大きいと考えられています。 更年期障害には早期から適切な対処をすることが大切といえるでしょう。

更年期障害の治療

治療では、薬や漢方薬、サプリメントを使用した男性ホルモンの増加が主なものとなりますが、症状が進行し、うつ病の可能性がある場合は睡眠導入剤、抗うつ剤、抗不安剤などの薬を服用して治療する場合があります。

責任感が強く、マジメで無理をしやすいなど、うつ病へと進行する可能性が高い性格の人にとって、何よりも大切なのはゆっくり休養することです。