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感情のコントロール

思春期には感情が不安定でケンカをしたり、感情を爆発させたりすることがあります。エネルギーが有り余っていることもあるのでしょうけれど、若者の中にはキレやすい人もいます。社会人として経験を積むと、次第に「おとな」になり、人間は温厚になるものです。40才くらいまでには、つまらないことで腹を立てたりすることもなく、分別をわきまえる大人になります。それが更年期に変わります。

感情のコントロールがきかなくなる

更年期になると、怒りっぽくなってしまう人がいます。温厚な性格の人が、ちょっとしたことで腹を立てるようになる。いつも何かに腹を立てていて、他人に対して批判的な考え方をするようになる。良い面よりも悪い面に目が行きやすくなり、粗探しをするような姿勢をもちやすくなる。上から目線でものをいい、どんな意見に対しても反論を考えてしまう。

電車の中でとなりに立つ人に腹を立て、狭い歩道をのんびり歩く人に腹を立てる。テレビでくだらないお笑いを披露する芸人に腹を立てる、つまらないドラマに怒る。部下の小さなミスを大声で叱責したり、若い人たちの気遣いのなさに腹を立てたりと、何かにつけて腹が立ちます。これは前頭葉が衰えて、感情のコントロールが効かなくなるからです。更年期障害の困った一面は、他人に対して攻撃的になることです。

思考パターンが柔軟な人は老けない

考え方が若々しいとは、柔軟な発想ができること、と言い換えられるでしょう。自分の成功体験に固執して、思考パターンを変えられないと、「頑固おやじ」になってしまいます。時代に合わせて思考を転換できる人は、「老害」と嫌われたり馬鹿にされたりすることはありません。

前頭葉が老化し始めると、感情も老化し始めます。柔軟な思考パターンを持っている人は、前頭葉の働きが活発なため、老化しにくく感情面で柔軟さを保てます。前頭葉は、思考や意欲、感情や理性など、人間らしい振るまいをつかさどっています。前頭葉が生き生きと活発に機能していることで、アクティブで若々しい発想もできます。 更年期には、ひとつの考えに固執しないで、柔軟な考え方を持つように心がけなければなりません。

更年期には、前頭葉の衰えにより感情のコントロールがききづらくなります。他人に対して怒りやすくなったり、批判的になったりしますので、注意が必要です。柔軟な考え方をもつ心構えで脳を鍛えると良いでしょう。